僕が浄水場で働くことになった時、ネットで調べても浄水場の求人はあれど仕事について詳しい情報があまり見つかりませんでした。
浄水場の運転監理ってなにする仕事なんだろう…
そこで、僕が今働いている浄水場の「運転監理」や「維持管理」という仕事について、みなさんにわかりやすく説明したいと思います。
これから浄水場で働いてみようかなと考えている人の参考になれば嬉しいです。
浄水場での仕事とは?作業内容を簡単に解説
浄水場の仕事は、24時間安全な飲み水を供給するための設備を管理することが主な役割です。
具体的には、機械が正常に動いているか、水質に問題がないかをモニターで確認します。
これにより、異常があった場合はすぐに対応できる仕組みになっています。
作業内容は以下の通りです。
- モニターで水質や機械の状態を常に監視
- 設備の定期点検やメンテナンスを実施
- 水質の検査データを記録し、安全性を確認
- トラブルが発生した際の初動対応
僕の職場では「運転監視班」と「保守点検班」の二つの部署で協力をしながら上記の業務を行っています。
僕は運転監視班で働いています。
運転監視班と保守点検班の違いって?
主な違いをまとめてみました。
- モニタールームで座って水質と機械の稼働をリアルタイムで監視
- 水質に異常があれば薬品の投入や報告
- 機械トラブル発生時の対応や報告
- 毎日決められた機械の点検(夜勤時)
- シフト制で夜勤がある
運転監視班の仕事は、水質管理のためのモニター監視と、必要な時は薬品を使いしっかり水質の維持をすることです。
また、機械に問題が起きたら、すぐに保守点検班に連絡して対応してもらいます。
保守点検班は、毎日定められた機械の点検をしたり、トラブルが起きた場合には点検、修理をして機械を再稼働させる仕事をです。
これがざっくりとした仕事内容です。
難しそうに見えるかもしれませんが、専門的な修理は業者に頼むので、難しい作業は基本的に自分たちではしません。
暇で座ってるだけ?浄水場の運転監理の仕事の実態
運転監視班はモニタールームで座ってリアルタイムで水質と機械の状態監視をメインに行っています。
日常業務ではルーティン化されている部分が多く仕事量自体も少ないので、業務時間中は座ってモニターを見ている時間が大半です。
これは設備が自動で安定して稼働しているためです。
なので、スマホをいじったり、のんびりと座ってモニターを見ている時間が多いのであまり体力は使いません。
正直これでお給料もらっていいのかなって思う事が結構あります…(笑)
しかし、問題が発生した場合には迅速な対応が求められます。
異常の見落としによって水質事故を起こしてしまった場合、大きな問題になります。
そのため、普段は座ってのんびりしていることが多いですが、常に警戒をしながら仕事を進める必要があります。
ただ、大きなトラブルはあまり発生しませんし、基本二人一組で監視にあたるのでどちらかが異常を見つけられれば問題ありません。
万が一トラブルが発生した場合でも、機械の停止や異常を知らせる警報が鳴るので余程のことがない限りは見落としは起きにくいと思います。
浄水場の運転監視の仕事はやりがいある?
浄水場の仕事はほとんど機械が自動でやってくれるので、毎日同じような作業ばかりです。
正直、やりがいや達成感はほとんどありません。
唯一やりがいだと言えるのは、地域の人々に安全できれいな水を届ける大切な役割を担っているのかな?と思える事くらいです。
それが理由で辞めていく人もいました。
この仕事は、やりがいよりも楽な仕事を求めている人に向いていると思います。
まとめ:運転監視の仕事は暇で座っているだけの事が多いけど油断はできない
- 普段は「座ってモニターを見ているだけ」と感じることが多い
- ほとんどの作業は機械任せのため、毎日の業務はのんびり進めることが出来る
- トラブルが起きたときは、すぐに対応する必要があるため常に注意を怠れない
- 特に台風の多い時期やゲリラ豪雨が頻発する時期は水質の管理が難しくなり、一気に忙しくなる
普段は静かで落ち着いていますが、緊急時には素早い対応が求められる、責任のある仕事だと僕は思っています。
ただ、トラブルの頻度が低いので基本的にはのんびり座ってモニターを見ているだけの楽な仕事です。
仕事内容について気になることがあれば、ぜひ気軽にコメントで質問してください。どんな質問でも大歓迎です!
それでは今回の記事は以上となります。